無敵の警備員

金曜日, 3月 21th, 2014

自分がまだ20歳だった頃はちょうどバブルも弾けた後で、景気は今よりちょっと良い位の時期だった。

しかしバブル崩壊後という事もあって、仕事がいくらでもある時期ではないし、バブルで贅沢に慣れてしまった人達にとってはありえない位に時給が下がってた時期だった。

自分が働きだした頃はもうそれだったので、当時の給与水準が「普通」だった訳だが、そんな中でもフリーター仲間で人気だったのが「警備員」だった。

当時コンビニで時給が800円位で、夜勤で1000円行くかどうかという感じだったから、8時間働いて800円だと日給6400円、夜勤でも日給8000円という事になる。

そんな時代で警備員は日給10000円が普通で、夜勤だと12000円位もらえたものだ。
この高収入な日給と、年寄りでも受かるハードルの低さw

そして日払いOKという貧乏人の救世主な給与支払いシステムw

それらの理由でフリーター仲間では「無敵の警備員」と呼ばれていた。

じゃあ誰でもなりたがる仕事かと言われればそんな事は無い。

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道路に立つ通行整理は一日中立ち仕事だし、一日中警備の棒を振らなければいけない。マンションの警備やビルの警備だと楽そうだけど、なかなか新人にはまわって来ない。

自分が初めてついた警備の仕事は通行整理だった訳だけど、道路工事ををする工事業者と待ち合わせをし、その工事付近の車や通行人に対して、怪我が無いように、スムーズに車が行き来する様に誘導する訳だが、
例えば道路の真ん中を掘る仕事だった場合は、まずは道路の片側を止めて、片側を交互に車を誘導する訳だけど、これを「片側交互通行」と言って、まずは両方の車を止めて、片手で止めた状態で警備員同士が合図をして、片側の車を誘導する。

ある程度走らせたらまた止めて、今度は反対側の車を誘導するという仕事になる。

中にはこちらの「止まれ」を無視して強引に行っちゃう車も少なくなくて、いわゆる「駆け込み乗車」状態で割り込んでくる。

そうすると慌てて相手側に「ストップ!ストップ!!」と合図をする訳だが、相手がこっちに背を向けて「お待たせしてすみません!どうぞ行っちゃってください!」みたいにされると、相手側で待ってた車も待ちわびてたんでさっと片側に飛び出す。

するとこっち側から行った割り込み車と鉢合わせになって、車2台は交わせ無いからバックをし、渋滞が長引くという最悪な事となる。

もちろん寒い日も悪天候な日もカッパや防寒着を着て道路に立った事があるけど、あれを老人がやるのはちょっとキツイと思う。

最近はあまり老人の警備員は見かけなくなったなぁ・・・